浜離宮恩賜庭園の入園料とアクセス(最寄り駅)は?茶室の楽しみ方を解説!

浜離宮恩賜庭園は入園料300円で楽しめる都心の庭園ですが、「アクセス方法が分かりにくい」「茶室ではどんな過ごし方ができるのか」と迷う人は少なくありません。

結論からいうと、入園料は一般300円・65歳以上150円で、最寄り駅は新橋・汐留・浜松町の3駅から選べます。さらに池に浮かぶ「中島の御茶屋」では、抹茶と和菓子のセットを味わいながら江戸時代さながらの景色を楽しめます。

ここからは、浜離宮恩賜庭園の入園料やアクセス・最寄り駅、そして茶室の楽しみ方について詳しく紹介していきます。

目次

浜離宮恩賜庭園とは?開園時間と基本情報

浜離宮恩賜庭園は、東京都中央区にある特別名勝・特別史跡の大名庭園です。江戸時代に徳川将軍家の別邸として整備され、明治以降は皇室の離宮となったのち、1946年に東京都へ下賜されて一般公開されました。

園内には海水を引き込んだ「潮入の池」があり、東京湾の干満によって表情が変わる珍しい造りになっています。高層ビル群を背景に江戸情緒の残る庭園を眺められる点は、他の都立庭園にはない大きな魅力です。

開園時間と休園日

開園時間は午前9時から午後5時までで、入園は午後4時30分までとなっています。休園日は年末年始の12月29日から翌年1月1日までです。ゴールデンウィークやイベント期間中は、休園日でも臨時開園したり、開園時間が延長されたりすることがあります。

訪れる予定の日程が決まったら、公式サイトの最新情報を確認しておくと安心です。

どんな見どころがあるのか

三百年の松と呼ばれる都内最大級の黒松や、鴨狩りに使われた鴨場、四季折々の花々など、見どころは庭園全体に点在しています。菜の花や桜、藤、コスモスなど季節ごとに違う表情を見せてくれるため、訪れる時期によって印象が大きく変わるのも特徴です。

■ポイント ・開園時間は9:00〜17:00、入園は16:30まで ・休園日は年末年始のみ(イベント時は変動あり) ・潮入の池と三百年の松が代表的な見どころ

浜離宮恩賜庭園の入園料はいくら?

浜離宮恩賜庭園の入園料は、一般300円、65歳以上は150円です。小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料で入園できます。小学生以下の子どもは保護者の付き添いが必要とされているため、家族で訪れる場合は覚えておくとよいでしょう。

身体障害者手帳や愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳を持っている人とその付き添い者は無料です。また、みどりの日(5月4日)と都民の日(10月1日)は無料公開日にあたります。

区分入園料
一般300円
65歳以上150円
小学生以下・都内在住在学の中学生無料
障害者手帳等をお持ちの方と付添者無料
20名以上の団体(一般)240円
20名以上の団体(65歳以上)120円

入園料の水準は、都立9庭園の中でも比較的リーズナブルな部類に入ります。300円という価格で、江戸時代の大名庭園がそのまま残る空間を歩けると考えると、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

団体で訪れる場合は事前予約が不要な点も利用しやすいポイントです。ただし、3台以上の観光バスや50名以上での来園を予定している場合は、事前にサービスセンターへ連絡しておくとスムーズに入園できます。

支払い方法は現金だけでなく、交通系電子マネーやiD、楽天Edyといった電子マネー、VISAやMASTERなどのクレジットカード、PayPayやLINE Payなどのコード決済にも対応しています。キャッシュレス派の人でも困ることはなさそうです。

何度も訪れるならお得なチケットも検討したい

一度きりの訪問なら通常の入園料で十分ですが、季節ごとに何度も訪れたい人には、年間パスポートや複数施設をまとめて楽しめるチケットが用意されています。

チケット名一般65歳以上内容
浜離宮恩賜庭園 年間パスポート1,200円600円発行日から1年間、浜離宮に何度でも入園可能
9庭園共通年間パスポート4,000円2,000円都立9庭園すべてに1年間入園可能
園結びチケット400円200円浜離宮と旧芝離宮恩賜庭園(徒歩約15分)の2園に入園可能

年間パスポートは4回以上訪れる予定があれば元が取れる計算になり、桜の季節と紅葉の季節で使い分けたい人に向いています。9庭園共通パスポートは、六義園や小石川後楽園など都内の名庭園を巡ってみたい人に選択肢となるでしょう。逆に一度きりの訪問や、旧芝離宮も合わせて見たい人には、園結びチケットの400円が手軽で無駄がありません。訪問回数と行きたい庭園の数から、自分に合ったチケットを選ぶと出費を抑えられます。

■ポイント ・入園料は一般300円、65歳以上150円が基本 ・小学生以下・都内在住在学の中学生・障害者手帳所持者は無料 ・複数回訪れるなら年間パスポートや園結びチケットが割安

浜離宮恩賜庭園へのアクセスと最寄り駅

浜離宮恩賜庭園には2つの入口があり、それぞれ最寄り駅が異なります。庭園の北側にある「大手門口」と、南西側にある「中の御門口」です。どちらの駅を使うかによって、乗り換えの少なさや歩く距離が変わってきます。

大手門口へのアクセス

大手門口は庭園の中でも比較的観光ルートの入口として利用されることが多い門です。都営地下鉄大江戸線の築地市場駅・汐留駅、ゆりかもめの汐留駅からは徒歩約7分で到着します。JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線の新橋駅からは徒歩約12分です。

新橋駅は複数路線が乗り入れているため、都内各地からのアクセスが良く、遠方から訪れる人には使いやすい駅といえます。

中の御門口へのアクセス

中の御門口は大手門口よりも汐留駅に近い入口です。都営地下鉄大江戸線の汐留駅10番出口からは徒歩約5分で到着します。JR浜松町駅からは徒歩約15分です。

汐留駅からは地上ルートと地下ルートの両方が用意されており、ベビーカーや車椅子を利用する場合は地上ルート、雨の日や地下鉄を乗り継ぐ場合は地下ルートが便利です。歩きやすさを重視するなら、あらかじめどちらのルートを使うか決めておくと当日迷わずに済みます。

入口最寄り駅徒歩時間
大手門口都営大江戸線「築地市場」「汐留」約7分
大手門口ゆりかもめ「汐留」約7分
大手門口JR・銀座線・浅草線「新橋」約12分
中の御門口都営大江戸線「汐留」10番出口約5分
中の御門口JR「浜松町」約15分

一番早く到着したいなら、都営大江戸線の汐留駅から中の御門口を利用するルートが最短です。反対に、新橋方面から街歩きも兼ねて向かいたい人は、新橋駅から大手門口へ向かうルートが景色を楽しみながら歩けます。荷物が多い日や小さな子ども連れの場合は、地上ルートで段差の少ない道を選ぶと移動がスムーズになるでしょう。

水上バスで訪れる方法

浜離宮恩賜庭園には水上バスの発着場もあります。浅草から隅田川を下って浜離宮で下船するルートは、電車とは違った景色を楽しめる移動手段として人気です。ただし運航状況は時期によって変わるため、利用を予定している場合は運航会社の公式サイトで最新のスケジュールを確認しておく必要があります。

車で訪れる場合の駐車場

大手門橋を渡った場所に駐車スペースがありますが、利用できるのは車椅子・障害者用の車両と観光バスのみです。一般の乗用車は利用できないため、車で訪れる場合は海岸通りの地下にある汐留駐車場など、近隣の公共駐車場を利用することになります。

平日の日中はオフィス街の利用者も多いエリアなので、駐車場が混み合う時間帯もあります。時間に余裕を持って向かうと安心です。

■ポイント ・最短ルートは都営大江戸線汐留駅から中の御門口へ徒歩約5分 ・新橋駅からは徒歩約12分で大手門口に到着 ・車の場合は園内に一般駐車場がなく、周辺の公共駐車場を利用する

茶室(御茶屋)の楽しみ方

浜離宮恩賜庭園には、歴代将軍が賓客をもてなすために使った「御茶屋」が4棟残されています。中島の御茶屋・松の御茶屋・燕の御茶屋・鷹の御茶屋で、多くは戦災で焼失したものの、現在はすべて復元されています。

中島の御茶屋で抹茶と和菓子を味わう

4つの御茶屋の中でもっとも人気が高いのが、潮入の池に浮かぶように建つ中島の御茶屋です。お伝い橋を渡った先にあり、畳敷きの店内や池に張り出したテラス席から、庭園と高層ビル群が同時に見渡せる独特の景色を楽しめます。

メニューは抹茶と季節の上生菓子がセットになったものが中心で、価格はおおよそ500円から1,000円程度です。1707年に造られ、1983年に再建された歴史ある建物で、明治天皇が外国要人と会談した場所としても知られています。

店内では靴を脱いで畳に上がる形式のため、靴下やストッキングを履いておくと安心です。土日祝日や桜のシーズンは行列ができることも多く、並ぶ場合は待ち時間が1時間近くになることもあります。ゆっくり座って一服したいなら、平日や開園直後の時間帯を狙うのがおすすめです。

御茶屋名位置特徴利用方法
中島の御茶屋潮入の池の中島抹茶と和菓子を味わえる休憩処喫茶利用可
松の御茶屋潮入の池のほとり将軍が客をもてなした主要な御茶屋外観見学・ガイドツアーで内部見学
燕の御茶屋庭園南側鷹狩りの休憩所として使われた外観見学中心
鷹の御茶屋鴨場付近鷹狩りに関連する御茶屋外観見学中心

4つの御茶屋のうち、実際に座って飲食できるのは中島の御茶屋のみで、他の3棟は基本的に外観や建物内部を見学する形になります。そのため「お茶を飲んでゆっくり休みたい」場合は中島の御茶屋、「江戸時代の建築や歴史を知りたい」場合は他の3棟をあわせて巡るのが向いています。時間に余裕があるなら、すべての御茶屋を巡るルートを組むことで、庭園の歴史をより深く感じられるでしょう。

御茶屋ガイドツアーに参加する

木曜日には、御茶屋の内部を約40分かけて案内してくれる無料のガイドツアーが開催されています。11時・12時・13時・14時の1日4回、中学生以上を対象に先着25名で実施されており、建物内では靴下の着用が必要です。

普段は外から眺めるだけの御茶屋も、ガイドツアーに参加すれば建築の工夫や歴史的なエピソードまで詳しく知ることができます。木曜日に訪れる予定がある人は、時間を合わせて参加してみる価値があります。土日祝日には日本語の庭園ガイド、土曜・月曜には英語ガイドも実施されているため、来園日程とあわせて確認しておくとよいでしょう。

■ポイント ・座って飲食できるのは中島の御茶屋のみ ・抹茶セットの目安は500円〜1,000円程度 ・木曜日は御茶屋ガイドツアー(無料・先着25名)に参加できる

混雑を避けて庭園と茶室を楽しむコツ

浜離宮恩賜庭園は上野公園や新宿御苑と比べると比較的空いている庭園ですが、桜や紅葉のシーズン、土日祝日の午後は来園者が増える傾向があります。特に中島の御茶屋は座席数が限られているため、時間帯によっては行列ができます。

時間帯庭園全体の混雑度中島の御茶屋の混雑度
平日午前(9:00〜11:00)空いている空いている
平日午後(13:00〜15:00)やや空いているやや混雑
土日祝日午前やや混雑混雑しやすい
土日祝日午後(12:00〜15:00)混雑行列ができやすい
平日夕方(15:00以降)空いている空いている

もっとも快適に過ごせるのは、平日の開園直後か夕方の時間帯です。特に中島の御茶屋を利用したい場合は、平日の午前中か15時以降に訪れると、待ち時間なく席に着ける可能性が高くなります。土日祝日にどうしても訪れる場合は、開園と同時に入園して先に御茶屋を利用し、そのあとで庭園全体を散策する順番にすると、行列を避けやすくなります。

桜や藤、紅葉といった花の見頃シーズンは、平日であっても来園者が増えるため、時間帯を工夫する重要性がさらに高まります。写真撮影を楽しみたい人も、順光や逆光の関係で朝の時間帯が撮影しやすいという声が多く、混雑回避と撮影のしやすさの両方を考えると、午前中の早い時間に訪れるメリットは大きいといえます。

■ポイント ・平日午前と夕方15時以降がもっとも空いている ・土日祝日に訪れるなら開園直後に御茶屋を先に利用する ・花の見頃シーズンは平日でも早めの来園がおすすめ

初めて訪れる人が知っておきたいポイント

庭園を気持ちよく楽しむために、事前に知っておくと安心な情報をまとめます。

子連れで訪れる場合

園内には遊具や子ども向けの施設はなく、広い芝生と歩道が中心の庭園です。ベビーカーでの移動は可能ですが、一部の御茶屋周辺は段差があるため、ルートを事前に確認しておくと移動がスムーズになります。中の御門口から地上ルートを使うと、比較的段差の少ない道で入園できます。

シニアの方や体力に不安がある方

園内は広く、端から端まで歩くとかなりの距離になります。ベンチは要所に設置されていますが、日陰が少ないエリアもあるため、夏場は熱中症対策として飲み物や日傘を準備しておくと安心です。65歳以上は入園料が半額になる点も覚えておくとよいでしょう。

雨の日の楽しみ方

雨天でも開園していますが、足元が悪くなる場所もあります。中島の御茶屋であれば屋根のある空間でお茶を楽しめるため、雨の日は御茶屋でゆっくり過ごす時間を長めに取るのもひとつの過ごし方です。雨に濡れた庭園ならではのしっとりとした風景も味わえます。

服装・持ち物

御茶屋に上がる予定があるなら、靴下やストッキングを履いておくと安心です。園内にはペット同伴で入園できないため、ペットを飼っている人は事前に預け先を確保しておく必要があります。自動販売機が少ないという声もあるため、飲み物は事前に用意しておくと安心です。

■ポイント ・ベビーカーは中の御門口の地上ルートが利用しやすい ・65歳以上は入園料が半額 ・御茶屋に上がるなら靴下を履いておく

浜離宮とあわせて楽しみたい周辺スポット

浜離宮恩賜庭園から徒歩約15分の場所には、同じく大名庭園である旧芝離宮恩賜庭園があります。前述の園結びチケットを使えば、2つの庭園をお得に巡ることができます。規模は浜離宮よりコンパクトですが、こちらも潮入の池を持つ趣のある庭園です。

新橋・汐留エリアには飲食店も多く、庭園を訪れたあとのランチや休憩先として利用しやすい立地です。築地場外市場まで足を延ばせば、海鮮グルメを楽しむこともできます。庭園散策だけで終わらせず、周辺エリアとあわせて半日から1日のプランを組むと、より充実した1日になります。

まとめ

浜離宮恩賜庭園は、一般300円・65歳以上150円というリーズナブルな入園料で、江戸時代の面影を残す大名庭園を楽しめるスポットです。最寄り駅は新橋・汐留・浜松町で、最短ルートを選ぶなら都営大江戸線汐留駅から中の御門口へ向かうのが便利です。

池に浮かぶ中島の御茶屋では、抹茶と和菓子を味わいながら都会の中とは思えない静かな時間を過ごせます。混雑を避けたいなら平日の午前中や夕方を狙い、木曜日に訪れられるなら御茶屋ガイドツアーへの参加も検討してみてください。

開園時間や入園料、御茶屋の営業状況は変更される場合があるため、訪問前には公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。

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